今回ご紹介する本は
「書く仕事がしたい」佐藤友美さん著。出版社:CCCメディアハウス
ライターなどの書くことをお仕事って、実際どんなことをしているのか気になりませんか?
私はブログを始めて、色々な記事を書くようになり、書くことのお仕事にものすごく興味が湧いています。本書はライターとして活躍されている佐藤さんが、主にライターのお仕事の流れやどんな人が向いているのかを教えてくれる本になります。
書く仕事の種類
書く仕事といっても色々なタイプの職業があります。
本書では、特にライターと呼ばれる方たちのお仕事を中心に触れていきます。ただ、ライターといっても、さらに細分化されるんです。
- インタビューを通して記事を書くインタビューライター。
- WEB媒体での記事を書くWEBライター。
- 本の出版にあたり、実際に本の執筆をするブックライター。
- コラムやエッセイを書くライター
などなど。
本書では小説家などは対象外としています。あくまでライターがメイン対象です。そしてコラムエッセイも少し触れていくような内容になっています。
一口にライターといっても、実は多様なお仕事内容なんです。本書はそんなライターに焦点を当てて、お仕事の流れなどが紹介されます。書く仕事は、基本的に雑誌やWEBなどの媒体主から依頼があり、その依頼内容に沿って原稿を仕上げていきます。
ちなみにブックライターは、自叙伝などの本を出す際、本人の代わりに執筆をするお仕事です。インタビューなどを行って情報を集め、実際に本を執筆するお仕事になります。ゴーストライターなどとは違い、出版時は本の執筆者、編集者として名前が出ることが多いとのこと。私はブックライターを聞いたことがなかったので、こういったお仕事もあるんだなと驚きました。
書く仕事の流れ
本書では実際のお仕事の流れとかも書いてあります。書く仕事といっても、ただ書くだけではありません。しっかりとした下調べをして、取材、そして原稿作成という流れです。そして原稿を作った後も校正などを行い、世に発表していきます。
編集者の方との付き合いも含め、書くお仕事をする上で発生する様々な業務に触れていきます。ライティングのお仕事に興味のある人は、お仕事の流れがかなり明確にイメージできるようになります。
特に書くための素材を集めるインタビューなども具体的です。取材対象の方のことをしっかりと調べて準備もされています。そして、聞き方もより深い話が聞けるようインタビューのポイントなども載っています。実際、ライターはただ書けばいいだけじゃなく、書くための素材集めから工夫してひとつの原稿を作っていることがわかります。
その他にも、仕事を得るためにしっかりと自身を売り込んだり、企画を立てて編集の方と相談したりなど、書くこと以外のお仕事をしっかりとこなして、収入を安定させていることもわかります。
ライターを目指している方は、お仕事の様々な面を知れるので、オススメです。色々なライターの業務を知れると、ライターになった後のイメージの乖離が少なくなります。
おわりに
ライターというお仕事に興味のある人にとって、業務内容などを知ることのできる本になっています。
実際、素材集めの部分などは、コミュニケーションを取りながら進めていくお仕事ということもわかります。ライターというお仕事の色々な面を知れるので、ライターを目指す方は、ご自身が持っているイメージとすり合わせをしておくと、ライターになってから「こんなはずじゃなかった」という事態を回避することができそうです。
ライターに興味があってなってみたいかも!と思っている人は、自分に続けられるかを、しっかりと考えていけるような内容なので、ぜひ一度読んでみてください!