今回紹介する本は、
「書く習慣 ~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~」いしかわゆきさん著。出版社:クロスメディア・パブリッシング
文章って何を書けばいいのかわからない!書くことを重苦しく捉えてしまっていませんか?
私もブログを書き始めた時、かなり気合を入れて、1記事1記事書いていました。SEOがーとか、色々なことを考え始めると筆が進まない日々が多かったです。
ブログを書いている人もそうですが、SNSや日記など、「書く」ということが関わっている活動は多いです。そんな書くという行為を、身近に捉え、習慣化することのメリットを紹介してくれます。読み進めると書くということに対してのハードルが下がり、どんどん書き進められるようになりますよ!
書くことへのハードルが下がる
本書では、まず書くということへのハードルを下げる語りかけからスタートします。最初は誰に見せるものでもないものから始まります。書く内容だって、自分について書いてもいいと教えてくれたりするので、何を書けばいいのかわからないとなった時でも、とりあえず書いてみるかという気持ちが起こってきます。
読み進めると人に向けて書く文章の意識なんかも変えてくれます。人に見られるということを意識した文章はどうしてもかしこまってしまうものですよね。そんな意識の問題に対しても、本音を交えて書いても大丈夫なんだと思えるように諭してくれます。序盤は特に書くことへのハードルを下げてくれる語りかけをしてくれる本書。全く筆が動かない時なんかは、まず最初から読んでみると良さそうです。
私も実際ブログを書くということへの気持ちのハードルが下がり、とりあえず書いてみるということを実践できるようになりました。
習慣の力を活かす
書くのになれていないタイミングでは、一度書くのにかなり力を使ってしまいます。いしかわさんがオススメされているのは、まずは日常生活の中に書くという行為を習慣化してしまうというもの。
スマホのメモアプリをすぐ使える場所においてみたり、とにかく日常生活で目にするところに書けるものを準備する。そうすることで、書くということを無意識に行える環境作りをする方法です。他にも自分の意見を自分が見るためだけに書く日記なども紹介されていたり、色々な方法で習慣化を促してくれます。
私もこれを参考にいつも作業をする机に、ノートを開いた状態でおいておくことにしました。すると、とりあえず書いてみるかという気持ちが起き、思いついたことなどをメモする習慣が芽生えつつあります。
他にも本書で眠れない時に色々とノートに書いて頭の中をすっきりさせるという方法が紹介されているのですが、これいいなと思って私もマネして最近試しています。しかもタイミングが良すぎるんですが、ちょうどノート買ってなんか書いてみるかと思った矢先、仕事で色々あってすごくモヤモヤしたことがあったんです。天啓か……!
実際試してみて、やっぱり頭の中が少しすっきりするので、何か書いてみるのは良い感じでした。本との出会いって不思議なタイミングで起こるものですね。
肩ひじ張らない語りかけ
この本は、いしかわさんの文体というか、感性がしっかりと文に出ているように感じました。言葉選びがいい感じで、肩ひじ張らずに読むことができます。ちょっとゆるいテイストも残しつつ、書くことのメリットや取り組み方などもしっかりと伝えてくれる内容になっています。
途中の例文で「う〇こ踏んだ」とか出てくるので、そういった言葉のチョイスに、クスっと笑いながら読み進めることができます。私が小学生男子っぽい感性だからでしょうか…!?そういうの笑っちゃうんですよね。
読みやすく、書くハードルを下げてくれる本です。またそれだけでなく、文章術のような伝わりやすい文章に関しても触れており、書く意欲も上がってきます。
「書いて」→「書いたもの発信」→「結果が楽しくってさらに書く」という書くことの素敵な流れがあることも紹介されており、楽しみが広がっていきます。書くことって楽しそうだなと思わせてくれる内容なので、書くことを重く捉えがちの人は、ぜひ気楽に読んでみてほしいところです。
おわりに
このブログを始めるにあたり、書くということをすごく重く捉えていたように今更ながら感じています。それが不思議なことに、この本を読んだあとは、とにかく書きたいという気持ちが強くなって、筆が進むようになりました。書くということを、難しく捉えてしまっている人にとって、参考にできるところは多いと思います。
ブログを書いている人にはもちろんオススメですが、そうでなくても日記だったりSNSとかで何をどう書いていこうかと迷ってしまったりしている人にもオススメの一冊です。