今回紹介する本は、
「本当の自由を手に入れる お金の大学」
両@リベ大学長さん著。
出版：朝日新聞出版
最近お金周りのことが気になって、色々と貯蓄のことや投資のことを調べています。今回の紹介する本は、お金周りのことを色々とまとめて教えてくれる本になります。
たまたまKindleUnlimitedの対象になっていたので、読んでみた所すごく良かったのでご紹介します。
本の概要
本書では、
- お金を貯める
- お金を稼ぐ
- お金を増やす
- お金を守る
- お金を使う
という5つのステップでお金のことを考えていく本になっています。
5つの大まかな内容について
お金を貯める
最初の「お金を貯める」では、支出を減らし、お金を貯めることについて解説されています。
この部分はスマホ代をはじめとした固定費の見直し、保険のことなど、生活していく上で以外となんとなく選んでしまっている部分を見直すことができます。最近だと料金が安いスマホプランなども普及してきており、見直すきっかけになります。また保険の部分なども社会保険なども含めて知識を得ることができるので、なんとなく保険に入っていた人は要チェックです。
またマイホームか賃貸か、といった住まいのこと。車のこと。税金のことなど、普段の生活でかかる費用面について徹底的に考えることができるので、幅広い内容になっています。
お金を稼ぐ
次は「お金を稼ぐ」。
ここでは、給与所得のことはそこまで触れられていません。あくまで普段の仕事で稼ぐお金については、それを元に生活の基盤を作ることが書かれています。転職で現状よりも良い環境の可能性を探っていく程度です。
このお金を稼ぐ部分で特に力を入れて紹介されているのは、事業所得の部分。いきなりビジネスを始めるというより、サラリーマンをしながらスモールビジネスとして、副業のような形で稼ぐ力を増やすことを勧められています。個人的にこの部分で良いなと思ったのは、会社にバレずに副業を始める方法について書かれているところです。確定申告するときの住民税の払い方のポイントなども書いてあり、副業に興味のある方にオススメの章でした。
お金を増やす
次は「お金を増やす」
ここでは、主に投資に関しての話が載っています。
投資を始めるにあたり、生活資金を確保しておくことや、詐欺に注意なども書かれています。この詐欺も投資初心者が怪しくて上手い話に乗らないよう注意喚起されています。株式、債券、不動産などがさっくり紹介されています。主には投資信託と不動産での投資に多くのページが割かれています。投資信託はインデックス型の投資信託です。指標と連動しているような、色々な株がセットになっている商品です。
NISAに関しても触れられていますが、ここはちょっと注意が必要です。出版されたのが2020年のため、旧NISA制度についての話になっています。2024年1月から新NISAに切り替わっているので、この部分は飛ばして証券会社などの新NISAの説明を見るのが良いと思います。
参考に楽天証券の新NISA説明ページのリンクを貼っておきます。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/introduction/
いずれにしてもこの投資部分は元本割れするリスクのある部分ですので、実際に投資される場合は、他にも色々と調べてからをオススメします。
お金を守る
次は「お金を守る」
これは貯めて、増やしてきたお金を詐欺などから守るための知識をつける章です。この章からはページ数がぐっと減ってきます。とはいえ、詐欺・ぼったくりなど、お金を守るために必要な基礎知識が得られます。また浪費に関しても触れています。
せっかく貯めて増やしたお金を大切に使うため、自衛力を高めていきたいものです。
お金を使う
最後に「お金を使う」
ただお金を増やすだけでなく、増やしたお金をどう使っていくのかを考える章です。浪費ではなく、人生を豊かにするためのお金の使い方について、いくつか例が上げられています。上手なお金の使い方を意識することで、貯めたお金を有効活用できるよう促してくれます。
おわりに
全体的な話ですが、お金を貯めて、稼いで、増やす。この部分に特に多くページが割かれています。実際、私もまずはこの部分が気になっていたので、読み終わってちょっとお金のリテラシーが高まったかなという感覚がありました。
守って使うということに関しても、お金が小さい内から意識しておくと、貯めて、稼いで、増やすという流れを途切れさせることなくできるようになると思いました。
お金について学びたい方にとって、包括的に色々と解説してくれるので、オススメの一冊です。
